夫婦の相性について(Ⅱ)

残念ながら、人生で一番重要な「相性」を学ぶ学校や塾は無いのです。

なぜなら、相性は知識ではなく心の深いところに存在する掴むことができない「感覚」だからです。これは、真剣に交際してみなければ分からない感覚なのです。さらに、その相性の感覚は、基本的に本人同士でしか分からないのです。外の人は知ることも見ることもできないのです。この相性の感覚を、数年程度の短期間で全て学ぶことは不可能といっても過言ではありません。早々に良い相性の人と出会い結ばれてしまうと、あえてその人と別れて悪い相性の人と付き合ってみようとする人はいないと思います。それ以上相性の合う人を探求することは無く、また探求する必要も無いのです。相性の合う人を探す旅は、そこで終わるのです。そのため、相性の合う人を探す旅についての助言が十分でない場合があると思います。もう一つ重要なことは、その相性が合う感覚の深さの程度を客観的に評価すことは非常に困難なことなのです。深い井戸の水のおいしさを知っていないと、浅い井戸の水でも美味しいと思ってしまうのです。一般的に”恋愛における”好きの程度”が重要な判断基準として取り上げられていますが、この”程度”を客観的に評価することは難しいのです。大恋愛をしても別れてしまうカップルもいるのです。さらに「相性」の程度を判断することの難しさは、水と違って、いろいろな相性の人と出会う時期が、年単位で周期的に変わってしまうことだと思います。デパートの商品陳列ケースに年中同じ状態で陳列されている宝石を、より取り見取りして選ぶのとは違うのです。結婚相談所や職場などに多くの異性の相手がいても、あなたや相手の年の運気によっては、二人の出会える相性の人は変わってしまう可能性があります。即ち、本来相性の合うはずの人と交際しても、あなたや相手の運気によっては、その時は”合わない人”と判断したり、判断されたりしてしまう可能性があるのです。そこで、二人の出会う時期が重要になるのです。

次回に続く・・・